AI の設定と自分の API キー

翻訳・「AI で整理」・論文カードをどこで処理するかを選びます。ふだんは端末の中のモデルで動き、何も外へ送りません。自分の API キーを選ぶと、選んだ提供者が処理します。

対象 Mendeley 版・Zotero 版 Windows・Linux・Mac・iPad・Android 購入に含まれる機能

処理する場所を選ぶ

Rectoly の AI は 3 つの機能で使います。翻訳、ノートを AI で整理、論文カードです。チャットの画面はありません。

  1. 設定を開き、「AI」を選びます。「翻訳」のすぐ下にあります。
  2. 「処理する場所」で、次のどちらかを選びます。
選ぶものどこで処理するか外へ送るもの
「この端末」端末の中のモデルなし
「自分の API キー」選んだ AI の提供者訳す段落、整理するノート、カードのための段落
  • はじめは「この端末」です。自分で選ばない限り、外へ送ることはありません。
  • iPad · Androidパソコンとペアリングしているときは、「この端末」が「この端末とパソコン」と出ます。パソコンが受け持つのは翻訳だけで、「AI で整理」と論文カードはこの端末で動きます。パソコンに翻訳を任せるをご覧ください。
  • 設定に「AI」が出ない地域やストアがあります。その場合、自分の API キーは使えません。

AI を使う機能は購入に含まれます。14 日間の無料トライアルの間は無料です。自分の API キーを使っても、Rectoly 側の回数の上限はありません。提供者の料金は、提供者からご自身に請求されます。

この端末のモデル

「この端末」では、翻訳モデル(約 2.5 GB)が 3 つの機能を受け持ちます。ダウンロードは一度だけで、そのあとはオフラインでも動きます。

  • ダウンロードは、設定 ›「翻訳」か、それぞれの機能の画面からできます。翻訳を始めるをご覧ください。
  • モデルを動かすには、メモリがおおよそ 8 GB 以上の端末が要ります。必要なものをご覧ください。
  • モデルを動かせない端末では、「自分の API キー」を選ぶと 3 つの機能が使えます。

自分の API キーを設定する

  1. 設定 ›「AI」›「処理する場所」で「自分の API キー」を選びます。
  2. 「文章が外部のクラウドに送信されます」という確認が出ます。送るもの・料金・保存する場所を読み、よければ「同意して設定する」を押します。キャンセルすると何も変わりません。
  3. 「提供者」を選びます。
    • OpenAI
    • Anthropic (Claude)
    • Google Gemini
    • DeepSeek
    • OpenRouter
    • OpenAI-compatible(OpenAI と同じ形式で受け付けるサービス。「接続先の URL」を入れます)
    • Ollama / LM Studio(同じネットワークで動かしている自分のサーバー。「接続先の URL」を入れます)
  4. 「API キー」を入れます。キーをまだ持っていないときは、「API キーを取得」で提供者のページが開きます。
  5. 「モデル」を選びます。「提供者の一覧を取得」で、そのキーで使えるモデルの一覧が出ます。名前を自分で入れることもできます。
  6. 「接続を確かめる」を押します。短い文を実際に 1 つ訳させ、「つながりました」と結果が出れば使えます。
  7. 「この設定で使う」を押します。「使用中: (提供者とモデル)」と出れば、翻訳・「AI で整理」・論文カードがその提供者で動きます。
  • API キーは、この端末にだけ保存します。ほかの端末へは同期しないので、端末ごとに入れます。
  • 提供者を替えたときは、もう一度「この設定で使う」を押します。

送られるもの

自分の API キーを使っている間は、次のものが、この端末から選んだ提供者へ直接送られます。Rectoly のサーバーは通りません。

  • 訳す段落と、図の中の文字
  • 用語をそろえるための、論文の題名・見出し・冒頭
  • 「AI で整理」するノート
  • 論文カードを作るための段落

送り先の提供者は、ご自身のアカウントで処理します。提供者の規約とデータの扱いが適用されます。所属機関や研究室の方針、論文の利用条件(査読中の原稿など)に従って選んでください。

  • 開いていない論文は送りません。ライブラリの論文を先に訳しておく先読みは、自分の API キーの間は止まります。
  • 例外は、新しく入った論文にもカードを作るを自分でオンにしたときだけです。オンにするときに、別に確かめます。
  • 結果(訳文・研究テーマ・カード)は、この端末に保存します。設定していれば、Mendeley・Zotero にも保存します。
  • 自分の API キーで作った訳やカードには、「AI(提供者とモデル、あなたの API キー)」と出所が付きます。

論文を訳す前の確認

自分の API キーで論文を初めて訳すときは、「この論文を(提供者)で訳しますか?」と出ます。送る量の目安(トークン数)を見て、「訳す」か「今はやめる」を選びます。

  • 目安はトークン数です。金額は提供者の料金によって変わるので、表示しません。
  • 選んだ部分だけを訳す「選択範囲を翻訳」と「図の文字を訳す」は、その場の操作なので、この確認はありません。
  • 「AI で整理」と論文カードの画面にも、「(提供者)で処理します(あなたの API キー)。」と、送る量の目安が出ます。

使うのをやめる

設定 ›「AI」で「使うのをやめる」を押すか、「処理する場所」を「この端末」に戻します。そのあとは何も送りません。もう一度使うときは、また確認から始まります。

うまくいかないとき

出る文すること
「API キーが受け付けられませんでした。キーと残高を確かめてください。」キーを入れ直し、提供者のページで残高と有効期限を確かめます
「提供者の利用上限に達しました。しばらくしてからお試しください。」少し待ちます。無料枠や低い利用枠では、論文 1 本の途中で上限に当たることがあります
「提供者がこの内容の処理を断りました。」その段落は訳されません。端末のモデルに切り替えて訳し直すことはしません
「接続できませんでした。ネットワークと URL を確かめてください。」接続先の URL を確かめます。http:// は、同じネットワークの中のサーバーにだけ使えます
「提供者はモデルの一覧を返しませんでした。モデル名を入力してください。」「モデル」に名前を自分で入れます

2026年10月10日 更新